0

せみの命は結構長い

せみの命は結構長い

セミは地上に出てきて1週間で死ぬ、と小さいころ教えてもらいました。ずっとそうなんだと思っていましたし、だからこそ薄命の象徴になるのだと理解していました。

ところが、最近たまたまセミをウィキペディアで調べたところ、なんと1ヶ月は生きるということが判明しました。これが人間なら死ぬ死ぬ詐欺です。

野外で生活をしているセミは、平均1ヶ月程度は生きるのだそうです。

短命だと思われていた原因は、成虫の飼育の難しさにあるんだそうです。確かに蝉取りをして持ち帰ってきても、すぐに死んでしまっていましたね。

セミは人間が飼育するにはとても難しいのだそうです。幼虫の時期が長くてずっと地中にいることから、生態もまだはっきりとは解明されていないのだそうです。

だから成虫になっても何が適切な飼育方法なのか、定めるのが難しいのでしょう。

ただ、1ヶ月といっても短い話ですよね。何年も地中にいて、長いセミだと15年以上地中にいることもあるのだそうですから、その結果が1ヶ月だと短いでしょう。

その間に交尾をして次の子孫を残していくのですから、大人になった途端やることが多くててんてこ舞いになりそうです。だからあんなに大きな声で鳴くのでしょうか。

あーいそがし、あーいそがし、と鳴いているように私には聞こえます。

いつの夏だったかは定かではありませんが、稀に見る冷夏だったことがありました。その年はセミがほとんど鳴かなくて、いよいよ地球も終わりかと心配したものです。

秋の中ごろまでセミが鳴いていましたから、時期がずれただけだったとわかりましたが、不安ですよね。あれだけうるさい夏の風物詩が消えてしまうと、寂しいものです。

セミも「あれ?俺たち今出て行っていいのかな?」という気持ちだったのでしょうか。

セミが1ヶ月で恋愛をして子孫を残して死んでいくのに、俺は30を過ぎてもまだ恋人すらできたことがない、と友人がぼやいていたことがあります。

私の周りでは珍しく超がつく晩生の男の子ですが、とてもいい人なだけにみんなから「惜しいから惜し雄くん」と呼ばれています。かわいそうですが笑ってしまいます。

彼の30年とセミの1ヶ月が同じだと思うと、ちょっぴり切ない夏なのでした。

ゴロリとアレが入った和菓子

サトイモを使ったお菓子も今ではそれほど珍しくはないので「それにはサトイモが入っているんだよ」と言われても、それほど驚かなくなりました。

もちもちしたロールケーキの生地。きっとこのもちもち感は、サトイモが練りこまれているからでしょう。サトイモ練りこみ生地で巻かれているのは、甘さ控えめでビターなチョコクリーム。甘すぎないことで、サトイモの存在が際立っています。

そこに感じるのが、ナツメグの風味。それがまた良い仕事をしています。さらに入っているものは何かと思えば、小さく切られたサトイモさん。サトイモの形そのままに入れられているので、その存在をダイレクトに感じます。

これはとても体に良さそう。使われているチョコレートはオーガニックだし、あまり甘くないのでさらに体に安心です。

サトイモが名産の福井県大野で作られている和菓子を食べたら、ロールケーキの中に小さなサトイモが入っていることくらいでは驚いていられなくなります。「(有)八田屋 大野あさいち」という和菓子。見た目は何の変哲も無い和菓子。

皮には、こがし麦が使われているようです。それはとても香ばしそうですね。こがし麦使用の皮の中には、こしあんが入っているようです。きっと甘さはさほど強くなく、上品な味わいなんでしょうね。

皮にこがし麦が使われた和菓子は、そう多いものではありません。でもそれだけを売りにするのは、サトイモ名産の大野らしくありません。サトイモ名産の大野らしい和菓子とは何だって、言うまでもありません。名産のサトイモが使われていてこそ、大野らしい和菓子といえるでしょう。

「(有)八田屋 大野あさいち」という和菓子。目では全くサトイモの気配なんて伺えません。こがし麦入りの皮の中にはこしあん。そしてそのこしあんで包まれているのは、紛れもないサトイモ。サトイモは逃げも隠れもいたしません。刻まれも潰されもしていません。丸ごと1個のサトイモがそのまま包まれているのです。それは実に堂々としたお姿。

サトイモがごろりと入った和菓子なんてユニークだけど、果たしてそれは美味なのか?それを知りたければ、自分の口で味わうしかないでしょう。「(有)八田屋 大野あさいち」は、1個150円で売られています。